物件は、一人暮らしだったお母様が残された明治時代の古民家。2人の娘さんのご家族から、「また人が集まる場所に再生したい!」そんなご相談から空き屋の再生計画が始まった。
以来、ご家族お揃いで、漆喰塗りワークショップ等の様々なDIYワークショップに参加下さり、お打ち合わせを重ねて、民泊&コミュニティスペースとして再生することになった。
床のオイル塗り、壁の漆喰塗りなどのDIYや、ワークショップを開催して、工事中から、多くの人々にも参加していただき、ご家族のご友人であった、甲府大使&モデルでご活躍中の、高瀬真奈さんにもご参加いただいた。
また、この古民家は、2023年のNHK朝ドラの主人公で、植物学者の「牧野富太郎」先生が戦時中疎開していたという歴史があり、直筆の掛け軸や記録などがあり、NHK甲府局のアナウンサ-様に、工事完了まで取材をしていただき、「NHKおはよう日本」にて古民家の再生過程が、全国のお茶の間に流れました。そして、ご家族や、記者さんと、東京の牧野記念庭園や、高知の牧野植物館を訪ねたりと過去の歴史を訪ねて、施設のイメージを固めていった。
こうして生まれ変わった明治時代の古民家は、民泊&イベントスペースとして稼働しており、再び多くの人々が集まる場所となっている。

2022年「空き家になってしまった実家を何とかしなければ」と考えていた時に、緑ヶ丘の珈琲店に置かれた「かやの家」のリーフレットを見て「古民家リノベーション」を知りました。その珈琲店もかやの家もSHOEIさんにより、再生した物件です。
その後、色々なご縁もあり「宮久保」もリノベーションをすることになりました。
当初素人の私たちはリノベーション作業をする事に不安を持っていましたが、SHOEI さんのサポートをいただく事で不安も解消されました。
実際の作業で家族や友人も参加しDIYに挑戦する事は、ただ単に建物が再生するだけではありませんでした。私たちの小さい頃の思い出を次の世代の若者と共有したり、これからこの家がどんな風に使われていくのか話しながら作業をしたり、私たちにとって特別な思い出として深く刻まれました。完成した家に入って「家が生き返った‼︎」と喜んだ子どもたちの顔が忘れられません。
DIYサポートを受け、多くの方の力をお借りしながら完成した空間は、訪れる方にほっとするような温もりを感じてもらえます。  
「また、みんなが集まれる場所に…」ここからまたこの家の歴史がスタートしました。